アメリカで生まれた音声を使用して交流するSNS『クラブハウス』。 みなさん覚えていますか??
この記事は2023年6月に公開したものです。2026年9月時点でクラブハウスがどうなっているのかを、最後に追記しました。
『クラブハウス』ブーム
芸能人では
- 高橋みなみ(タレント)
- クロちゃん(安田大サーカス)
- 小島瑠璃子(タレント)
- メンタリストDaiGo(作家)
- 小島慶子(エッセイスト)
- ホリエモン(実業家)
- 河野太郎(政治家)
- きゃりーぱみゅぱみゅ(アーティスト)
- 田村淳(ロンドンブーツ1号2号)
- 前澤友作(実業家)
- ダルビッシュ有(プロ野球選手)
と、Web好きそうな人たちが利用していたようです。
2021年1月
2021年1月頃、コロナ禍の外出自粛の恩恵(?)もあり、一時は起業家たちのオンラインサロンの場として利用されたり、芸能人やインフルエンサーにも利用されていることが認知されると、瞬く間にブームとなりました。
利用のされ方としては、Twitterでクラブハウスのルームの開始時刻告知して、ルームでしゃべくるみたいな。
2021年3月
調べてみたところ、ブームの収束は2ヶ月後の2021年3月。
わずか3ヶ月のブームだったようです。
私がクラブハウスを利用した記憶
知人の経営者から招待をいただき、登録して利用してみたのですが…。
初めて入ったルームでは、知人の知人の経営者同士が意識高い系っぽいけど、中身がそんなにない会話をしていました。
詳細は忘れましたが、単語レベルで意識高めな知識はあるんだけど、問題解決は見出せてないっていう…
イメージとしては新幹線移動中に、座席の後ろから聞こえてきそうな会話を想像していただければと思います。
周りに聞こえる音量でアピールする感じのアレです。
降りる時に顔見たら大体ツーブロックです。
アプリはその日にそっと消しました。
クラブハウスは今どうなっているのか(2026年9月時点)
かつて日本で一大ブームを巻き起こしたクラブハウスだが、サービス自体は2026年9月時点でも終了していない。ただし、中身はブーム当時から大きく様変わりしている。
2023年、大規模なレイオフと方針転換
運営会社は2023年4月27日、従業員の50%超を解雇したことを公表した。創業者は「組織を50%以上縮小する」とコメントしており、以降は「クラブハウス2.0」と呼ぶ新しい方向性のもと、より小規模なチームで製品を作り直す方針を示した。
さらに同年9月8日には、それまで軸にしてきたライブ音声ルームから、「Chats」と呼ばれる音声メッセージ機能へ軸足を移すと発表した。Chatsは、60秒以内の音声メッセージを送り合うグループチャットのような機能で、届いたメッセージは後から聞き返すこともできる。運営は「ライブ機能をなくすわけではない」ともコメントしていたが、アプリを開くとChatsへの投稿を促されるようになるなど、実質的にライブルーム中心の使われ方ではなくなった。
招待制はすでに廃止、誰でも利用できる
ブーム当初の名物だった「招待制」はすでに廃止されており、2026年現在は誰でも登録してアプリを利用できる。iOS・Androidの両方に対応しており、アップデートも継続的に行われている。サービスの稼働状況を監視する外部サービスの確認でも、2026年7月時点でサービスは正常に稼働していることが確認できる。
日本ではほとんど話題に上らなくなった
一方で、日本国内での存在感はブーム当時とは比べ物にならないほど薄くなっている。2026年1月の報道でも、クラブハウスが日常会話の話題に上ることはほとんどなくなり、その役割はX(旧Twitter)の「スペース」機能などに移ったと指摘されている。現在は、語学学習や特定の趣味を持つ人同士の小規模なコミュニティで、細々と使われている程度のようだ。
なぜ、日本で過疎になったのか?(筆者の考察)
ここからは、確認できる事実をもとにした筆者自身の考察です。当時から、次の2点が大きかったのではないかと考えています。
Twitter・Facebookで音声サービスが始まった
これが一番大きいかもしれません。元々使っているSNSアカウントで同じことができるなら、わざわざ新しいアプリを入れ直す必要はないですよね。実際、X(旧Twitter)は「スペース」という音声ルーム機能を実装し、既存のフォロワーを抱えたまま音声配信ができるようになりました。
収益化機能がなかった
今や、SNSは収益化があるからこそ利用するユーザーが増える、と言っても過言ではないかと思います。クラブハウスには、YouTubeのスーパーチャットや、その他の生配信サービスにある「投げ銭」機能が最後まで実装されませんでした。2023年のChatsへの方向転換も、収益化のためというより、コミュニケーション機能そのものの作り直しだった点は興味深いところです。
まとめ
クラブハウスは、コロナ禍という特殊な状況と「招待制」という仕組みが重なって生まれた、わずか数か月の熱狂でした。運営会社は2023年に大規模なレイオフと、ライブ音声からChatsへの方針転換を経て、2026年現在もサービス自体は継続していますが、日本国内での存在感はほぼなくなっています。
あの熱狂を体験した身としては、一つのアプリがここまで急速に立ち上がり、急速に日常から消えていった過程自体が、SNSのトレンドの移り変わりの速さを物語っているように感じます。


