横山緑のキッカーズで何が起きた?「将門塚」迷惑配信と野田草履リーク疑惑を時系列で整理

「FACT CHECK」とメモ書きされたノートとスマートフォン、虫眼鏡 配信ニュース・事件

横山緑の配信グループで何が起きているのか

配信プラットフォーム「Kick」で活動する配信者団体「キッカーズ」を巡り、2026年8月に立て続けにトラブルが表面化した。所属メンバーが東京都心の史跡で迷惑行為を配信して脱退処分になったほか、代表を務める横山緑(本名:久保田学)が、内部情報をマスコミに拡散しているとされる人物と電話で問い詰め合う場面もあったと配信タイトルから伝えられている。

この記事では、確認できている事実と、まだ裏付けの取れていない情報を分けたうえで、経緯を時系列で整理する。

「FACT CHECK」とメモ書きされたノートとスマートフォン、虫眼鏡

横山緑(久保田学)とはどんな人物か

横山緑は本名を久保田学といい、1977年9月25日生まれ、愛知県瀬戸市の出身。専門学校名古屋ビジュアルアーツを卒業後、ニコニコ生放送の人気企画「暗黒放送」の配信者として知られるようになった。

配信活動と並行して政治活動も続けており、2018年6月17日の立川市議会議員選挙に「NHKから国民を守る党」から出馬し、1,231票を得て初当選している。その後は2022年の参議院議員選挙、2023年の品川区議会議員選挙、2024年の東京都知事選挙にも挑戦したが、いずれも落選している。

2025年2月、ニコニコ生放送のアカウントが永久追放処分を受けた。本人はX(旧Twitter)で「女配信者に通報された」とし、運営の対応に不満を示している。ただし、追放に至った具体的な経緯について運営側からの説明は確認できておらず、この点は本人の主張のみにとどまる。

キッカーズとはどんなグループか

ニコニコ生放送を追われた横山緑は、2025年3月から「Kick」での配信に軸足を移し、同月に配信者グループ「キッカーズ」を結成した。「打倒ニコ生」を掲げ、視聴者数のランキングによってキャプテン・副キャプテンや所属する「軍」(1軍・2軍・3軍)が決まる、実力序列制のグループとして運営されている。

このグループは結成以来、たびたびメンバーのトラブルで報道されてきた。2025年6月には、メンバーの1人が千葉県市川市で女性用下着を頭にかぶりブルマー姿で徘徊する配信を行い、迷惑防止条例違反の疑いで逮捕された。週刊女性PRIMEはこの件について、視聴者数がすべてを決めるキッカーズの組織体制が、メンバーを過激な行動に駆り立てているのではないかと指摘している。横山緑はこの報道に対し、自身の配信で「降格の基準は5分ではなく10分だ」と反論し、視聴者から「そこに反応するのか」という冷ややかな声が上がった。

「将門塚」での迷惑配信、何が起きたか

2026年8月19日、キッカーズの2軍メンバー「愛之助」が、東京都千代田区大手町にある「将門塚」で迷惑行為を配信した。将門塚は平安時代の武将・平将門の首を供養したとされる、都指定の旧跡である。

配信では、愛之助が石碑によじ登って奇声を上げ、石碑にまたがるように抱きつく様子が映された。加えて、Xには同じ服装の人物がズボンを下ろしたとされる画像も投稿されたが、画像は局部が加工されており、実際に露出があったかどうかは画像だけでは確認できない状態だった。

8月21日、愛之助はX上で「配慮を欠いた行為だったと深く反省」と謝罪した。一方、史蹟将門塚保存会の事務局が置かれる神田神社は、丸の内警察署に相談。被害届が提出され、礼拝所不敬罪および公然わいせつ罪の疑いで在宅捜査が進められている。9月3日時点では起訴されたという情報はなく、あくまで捜査段階にとどまる。

「判例」と書かれた紙を虫眼鏡で見る手元

キッカーズの対応と、一度誤って伝えた「在宅起訴」

キッカーズは8月22日、「2軍会議」を開いて愛之助の脱退処分を発表した。愛之助は7月28日に3軍入団、8月1日に2軍昇格したばかりだったという。同時に、配信プラットフォームのKickは愛之助のアカウントに「999年BAN」という事実上の永久追放処分を科した。

キッカーズには「配信での暴力行為は禁止」「刑事事件で逮捕された場合はクビ」といった内部ルールがあり、愛之助の処分もこれに沿ったものとみられる。

ただし、8月22日の脱退処分の発表では、当初「在宅起訴」と記載されていた。実際には起訴ではなく「在宅捜査」の段階だったため、キッカーズは8月25日、「法的・社会的な意味が大きく異なり、当該人物の社会的評価を大きく低下させてしまった」として誤りを認め、訂正と謝罪を発表している。愛之助本人には直接連絡して謝罪したとしている。

迷惑系配信者を巡る報道では、団体側の発表がそのまま事実として広がりやすい面がある。今回のように団体自ら誤りを認めて訂正した例は、情報の正確性を考えるうえでも押さえておきたいポイントだ。

愛之助本人の反応

8月28日のニコニコ生放送に愛之助が出演し、事件について語っている。「警察は俺のツイッターとKickしか知らない。さすがにニコ生までは辿り着いてない」と述べたほか、公然わいせつ罪の疑いについては「ついに俺も公然わいせつ、つきました!」「私のやってきたことに箔がつきました!」と、興奮した様子で発言した。3歳の頃から様々な場面で「露出」してきたと語り、今回捕まった理由は「出してる場所」だと説明している。

一連の反省の弁とは対照的な、当事者らしい発言といえる。

スマートフォンで電話をする男性

野田草履によるマスコミへの情報拡散疑惑(未確認)

将門塚騒動と前後して、2026年8月26日、横山緑が配信中に配信者の野田草履と電話をつなぎ、キッカーズの内部情報をマスコミに拡散しているとして問い詰める場面があったことが、公開された動画のタイトルから確認できる。

ただし、野田草履が具体的にどの情報を、どのメディアに、どのような経緯で伝えたのかについては、これを裏付ける報道記事を見つけることができなかった。この件は動画タイトル以上の情報がなく、現時点では未確認情報として扱う。

野田草履自身については、Kickやニコニコ、YouTubeなどで活動する配信者で、キッカーズと関連のある「ユキッカーズ」という別グループにも関わっているとされる。ただし経歴の詳細は単独のまとめブログ以外で確認できておらず、こちらも参考情報にとどめておきたい。

まとめ

2026年8月のキッカーズを巡る一連の出来事を整理すると、次のようになる。

  • 8月19日:2軍メンバー愛之助が将門塚で迷惑行為を配信
  • 8月21日:愛之助がXで謝罪
  • 8月22日:キッカーズが脱退処分を発表(「在宅起訴」と誤記)、Kickが999年BAN
  • 8月25日:キッカーズが「在宅捜査」への訂正・謝罪を発表
  • 8月26日:横山緑が野田草履と電話し、マスコミへの情報拡散について問い詰める(内容は未確認)
  • 8月28日:愛之助がニコ生に出演し、事件について発言

将門塚での迷惑行為とその処分自体は複数の大手ニュースメディアが報じており、経緯もおおむね裏付けが取れている。一方で、野田草履によるマスコミへの情報拡散疑惑については、現時点では確認できる報道がなく、動画タイトル止まりの情報であることは留意しておきたい。愛之助への捜査の行方や、キッカーズと野田草履・ユキッカーズとの関係性については、今後の動きを追う必要がある。

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