「令和の虎」で検索していたはずが、いつの間にか「関西版令和の虎」や「令和の龍」という似た名前の番組も出てきて、どれがどれだか分からなくなった人もいるのではないだろうか。特に2026年8月には、令和の虎と令和の龍のあいだで火花が散る出来事もあり、「結局この2つはどういう関係なの?」と気になっている人も多いはずだ。
この記事では、084deepsですでに個別に取り上げている森脇悠人・小塚祥吾・ドラゴン細井の3人の記事を横断しながら、3つの番組がそれぞれ何者で、どうつながっているのかを整理する。

まず結論:3番組の違いを一覧で
| 番組名 | 位置づけ | 主宰 | 開始時期 |
|---|---|---|---|
| 令和の虎 | オリジナル番組 | 林尚弘(2代目、株式会社FCチャンネル代表) | 2018年12月〜 |
| 関西版令和の虎 | 令和の虎の地域版(関西起業家支援) | 南忠則(株式会社WOODBASE Group代表)、副主宰:森脇悠人(Amazones創業者、2026年4月から無期限休止中) | 2025年頃〜 |
| 令和の龍 | 令和の虎から分裂・独立した番組 | 小塚祥吾(2026年8月〜、発起人は小澤辰矢)。「龍」に森脇悠人も参戦 | 2026年8月〜 |
ここから、それぞれの成り立ちを詳しく見ていく。
令和の虎とは:元祖の起業家支援リアリティ番組
「令和の虎」は、2018年12月20日からYouTubeで配信されている「Tiger Funding」という企画の番組だ。一般の起業家(志願者)が事業プランをプレゼンし、投資家である「虎」たちが出資するかどうかをその場で判断する、というのが基本フォーマットになる。チャンネル登録者数は110万人を超えている。
> 出典:Weblio辞書「令和の虎とは」、令和の虎公式サイト
現在の主宰は、株式会社FCチャンネル代表取締役の林尚弘で、2024年から2代目主宰を務めている。「虎」と呼ばれる審査員には、他にも次のような顔ぶれがいる(公式サイトより抜粋)。
- ドラゴン細井(形成外科医・美容外科医、渋谷アマソラクリニック院長)
- 谷本吉紹(株式会社エースタイルホールディングス代表)
- 桑田龍征(株式会社組織の左腕代表)
- 安藤功一郎(GA technologies代表取締役CEO)
- 三浦哲郎(トリアイナグループ会長)
- 榊原清一(株式会社EMOLVA代表)
- 関口ケント(株式会社ウェンズデイ代表取締役)
このほかにも多数の「虎」が公式サイトでランキング形式・五十音順で紹介されている。ドラゴン細井については、鋭い質問と論理的な指摘で志願者を追い込む一方、ユーモアも見せる姿が人気を集めていると084deepsの既存記事でも紹介している。
> 出典:令和の虎公式サイト「出演者一覧」
関西版令和の虎とは:南忠則・森脇悠人が支える地域版
「関西版令和の虎」は、令和の虎の関西版として、関西エリアの起業家支援を掲げる番組だ。
主宰を務めるのは、株式会社WOODBASE Group代表の南忠則。グループ会社15社・年商50億円という規模で、不動産・建築・内装工事・オーダーメイド家具の自社工場を手がける実業家だ。
副主宰は、女性専用24時間ジム「Amazones」の創業者である森脇悠人。全国25店舗以上に展開するAmazonesを率いる経営者で、2025年頃に副主宰へ就任し、審査員として志願者の評価を担当していた。
ただし森脇は2026年4月、不倫・DV・中絶に関する疑惑が浮上したことを受け、南忠則氏と協議のうえ関西版令和の虎での活動を無期限休止すると表明している。2026年9月時点でも関西版令和の虎への復帰は確認できておらず、後述する新番組「令和の龍」に参戦する形で活動を再開している状態だ。084deeps既存記事では、この経緯や、休止前に森脇が第一次産業関連の志願者への対応を巡ってSNS上で批判を受けたことも紹介している。
> 出典:FM大阪「ミライbridge」南忠則氏出演回、南忠則氏公式SNS、coki(公器)等の関連報道
令和の龍とは:あきる野市長選挙をきっかけに主宰が交代した新番組
3つの中でもっとも新しく、経緯が込み入っているのが「令和の龍」だ。
発起人は、小沢総業株式会社取締役会長で、次世代治水対策コンクリート「ドットコン」の開発者としても知られる小澤辰矢。もともと令和の虎に出演していた実業家で、2026年4月頃、新番組「令和の龍」の立ち上げを表明したと伝えられている。

ところが小澤は2026年6月21日、東京都のあきる野市長選挙への出馬を表明。7月19日の投開票では6,253票を獲得したものの、落選という結果に終わった。
> 出典:東京スポーツ「【あきる野市長選】小澤辰矢氏 選挙初挑戦も及ばず落選」
選挙活動で多忙になったことを理由に、小澤は令和の龍の主宰の座を、経営コンサルタントの小塚祥吾に譲ることになる。小塚は「REAL VALUE」という別の番組でマフィア(審査役)を務めていた人物で、2026年8月15日に令和の龍の主宰就任が発表された。小塚祥吾自身の経歴(慶應義塾大学卒、「鉄人CFO」の異名、レギュラス株式会社創業など)については、084deepsの既存記事で詳しく整理している。
令和の龍が2026年8月18日にスタートした際、審査員役の「龍」の一人として名を連ねていたのが、前述の森脇悠人だ。関西版令和の虎を無期限休止中の森脇が別番組に出演したことで、SNS上では「令和の虎の一件があったのに出演していいのか」と驚く声も上がった。森脇のほかにも、元・令和の虎志願者の田中雄士氏らが「龍」として参戦している。2026年9月時点でも、令和の龍の公式X(@zukky_ryu)が放送回への森脇の出演を告知しており、出演が継続していることが確認できる。
> 出典:令和の龍公式X(@zukky_ryu)、084deeps既存記事(森脇悠人)
令和の虎と令和の龍、なぜ対立しているのか
令和の龍がYouTubeで初配信を行った2026年8月18日、小塚祥吾は令和の虎への対抗心を強く示す投稿を行い、両番組のあいだで応酬が発生したと報じられている。
> 出典:coki(公器)「『令和の龍』主宰交代劇の闇!消えた小沢たつやと、小塚祥吾が仕掛けるREAL VALUE代理戦争の怪」
この対立の背景について、専門メディアcoki(公器)は、令和の虎の運営会社で要職にあったとされる人物が、2代目主宰・林尚弘の体制を巡るトラブルの末に令和の虎を離れ、その人物を新たに迎え入れる形で令和の龍側が立ち上がった、という経緯があると分析している。
ただし、この経緯に関する具体的な疑惑の内容については、現時点でこの1つのメディアの分析記事以外に裏付けとなる報道を確認できていない。個人の名誉に関わる内容も含まれるため、この記事では「そうした経緯があるとする報道がある」という扱いにとどめ、詳細な断定は避けたい。

いずれにせよ、令和の虎から派生した令和の龍が、わずか主宰就任直後から「打倒・虎」を掲げる構図になっていることは、複数の報道・SNS上の投稿から確認できる事実だ。同じジャンルの番組同士が競合し合う状況は、視聴者にとっては見比べる楽しみが増える一方、内輪の対立が前面に出すぎると番組の本来の趣旨(起業家支援)から話がそれてしまうリスクもありそうだ。
まとめ
「令和の虎」「関西版令和の虎」「令和の龍」は、名前は似ているが成り立ちも主宰もそれぞれ異なる。
- 令和の虎:2018年開始のオリジナル番組。2代目主宰は林尚弘
- 関西版令和の虎:令和の虎の地域版。主宰は南忠則。副主宰の森脇悠人は2026年4月から不倫・DV疑惑を受けて活動を無期限休止中
- 令和の龍:2026年に令和の虎から分裂する形で誕生。発起人の小澤辰矢があきる野市長選挙出馬で多忙になり、小塚祥吾が主宰を継承。森脇悠人も「龍」として参戦している
令和の虎と令和の龍のあいだには、2026年8月の初配信を機に表面化した対立構図がある。この対立の詳しい経緯については未確認情報も多く、続報が出た場合はあらためて追記していきたい。
各番組の出演者・主宰についてさらに詳しく知りたい人は、084deeps既存の個別記事もあわせて参考にしてほしい。
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