質問したら色んな情報ソースから答えを探してくれる生成AIを触っていて、ふと思ったんです。
「これに似たやり取りを映画で観たな…」って。
その映画は大ヒット映画『踊る大捜査線』のスピンオフ、『交渉人 真下正義』で何度か出てくるシーン。
犯人と電話でやり取りをする真下正義（ユースケ・サンタマリア）が、謎解きに似た犯人の投げかけた言葉や数字・単語を手持ちのPCに打ち込むと、それにまつわるいろいろな情報が表示されるシーンだ。
オデッサ・ファイルって知ってる？
映画かな…？（キーボードを叩く）
画面には
「映画 オデッサ・ファイル」「作品解説」「CAST」などの情報が表示される。
その周辺には音声認識したであろう、「真下」「映画」という言葉が見える。
1974年 西ドイツ映画…映画好きなの？
まぁね…好きなのは古いのだけど…
今見ると、2005年にして既に20年後に民間利用されるようなものが使われている設定で驚く。
小耳に挟んだ話だと、GPSにしろARにしろ軍事目的や警察の極一部の間では20年ほど早く使用されているらしいので、当然て言えばそこまでですが…。
それはさておき、公開当時はまだまだPCが限られた人が使うようなデバイスで、素人があまり知らないようなステッカーが貼られたPCにちょっと憧れてたのを思い出しました。
真下正義の愛機
真下正義はシリーズ通して日本アイ・ビー・エム(株)のPCの当時のハイエンド機を使用。
この映画ではB5ノート『ThinkPad X40』。
実は私BBHは今でこそApple信者ですが、その前はこのシリーズが愛機でした。
同じように愛用してた人にはわかると思うんですが、ちょっぴりザラッとしてる質感と角が気持ちいいんですよ。あと、赤ポッチもめちゃ使いやすかった…。
今回この記事を書こうと思ったのが、この天板に貼られたステッカーがカッコよくて…自分以外にも気になってる人がたくさんいると思うんで、書いてみました。
では、天板に貼られたステッカーについて調べたんで書いていきます。
CIC
CIC（シーアイシー）は、自身が課長を務める交渉課準備室に設置されている情報解析チーム「Central Information Center」の略
Neoteny
これ、なんだか知ってる人はマジすごい。
起業家の伊藤穰一さんという方が1999年に東京で設立した会社のロゴ。
なんでもこの方、1985年の通信改革以前にモデムを利用していた日本人の一人であり、1997年に警察庁情報セキュリティビジョン策定委員会委員にネットワークセキュリティ専門家として請われ日本の警察庁ハイテク犯罪対策室立ち上げに関与した。警察庁総合セキュリティ対策会議委員など多くの委員を務めた。他にも、凄いことやってた人なんですが、ここでは割愛。
極めつけは、このPCに貼るステッカーをチョイスした人なのですｗ
J-Stream
1997年にストリーミング専業サービスプロバイダーとして設立された会社。
世界ではじめてインターネットを使った動画配信専門の企業として知られる。
infoseek
インフォシーク (Infoseek) は、日米のインフォシーク社、および同社が運営していたポータルサイト。後にアメリカ法人はウォルト・ディズニー・カンパニーに買収され、同社のポータルサイトgo.comとなった。
日本法人は楽天に買収・合併され、現在は楽天が「Infoseek」ブランドで運営している。
検索エンジンが今ほど活用される状況じゃなかった頃、ポータルサイトが情報収集や買い物をするのに重宝されていました。
DEFCON・BLACKHAT
DEF CONは世界有数のセキュリティ国際会議であるBlack Hat と同時期にアメリカのラスベガスで開催されるハッカーの祭典。
Black Hatと同じくセキュリティの専門家が集う国際的なイベントですが、その歴史はBlack Hatよりも古いらしい。
この辺はよっぽど、セキュリティやクラッキングなどに精通してる人じゃないと知らない代物ですよね。
Avid
映像編集システムを開発する米国の企業で、正式名称は「アビッド・テクノロジー・インコーポレーション（Avid Technology, Inc.,）」。また、同社が開発する映像編集システムの名前も「 AVID 」
映像解析もするっていう観点からこのステッカーがチョイスされたのでは？と推測
Centrinoモバイル・テクノロジー
Centrinoモバイル・テクノロジー（セントリーノ・モバイルテクノロジー）は、インテル社が開発したCPU、チップセット、無線LAN回路のブランド名です。モバイルパソコン向けのブランドとして登場し、後にデスクトップパソコンにも対象が拡大されました。
映画製作当時の最新鋭チップですね！
MPD
言わずもがなのステッカーですね。「Metropolitan Police Department」（警視庁）
まとめ
本当に限られた人にしか伝わらない好奇心の元、ステッカーについて調べてみましたが、一番の驚きはやはり、伊藤穰一さんですかね？まさか、日本のネットにおける重鎮であり実際の警察関連のことに携わってた人がステッカーをチョイスしてた知って驚きました。
自分よりもよっぽど詳しい人はいると思うのですが、きっとこの記事程度でいいから少し深堀りしたかった人がいるのかな？と思いつつ、アップロードします。
