大食いYouTuber「飯友らん子」が、北海道・札幌のラーメン店を訪れた際の食事シーンをきっかけに、食事マナーを巡って物議を醸している。「迷い箸」や食事中の大声、周囲の客への言及などが指摘の対象になった。
何が起きたのか、具体的にどの行動が問題視されたのか、そして今回が初めての指摘ではないという経緯までを、確認できる事実にもとづいて整理する。
飯友らん子とはどんな人物か
飯友らん子(本名:永野蘭、1998年4月14日生まれ)は、長野県出身の大食いYouTuberだ。身長170cmと細身の体型ながら大食いというギャップが特徴で、バスガイドや不動産業を経て、2023年8月ごろからYouTube活動を本格化させた。
チャンネル登録者数は2025年12月に10万人を達成しており、短期間で人気を伸ばしている。YouTubeだけでなく、2025年8月には『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ系)、2026年4月には『ウワサのお客さま』(フジテレビ系)といったバラエティ番組にも出演している。
発端になった動画
今回の騒動の発端は、らん子さんが2026年9月14日にYouTubeへ投稿した動画だ。「胃袋おやすみDAY」と称して札幌のラーメン店を訪れ、味噌ラーメンにチャーシューをトッピングし、白ご飯2杯を注文した。
らん子さんは9月22日、この時の食事シーンの一部を切り抜いた1分ほどの動画をXに投稿。「モザイク越しでもわかる、隣の人にめっちゃガン見されてる動画」という説明文を添えていた。この投稿が9月下旬からSNSで拡散され、食事マナーを巡る指摘につながった。
具体的に何が問題視されたのか
報道されている内容によると、指摘された行動は主に次の3点だ。
- 迷い箸:運ばれてきた2杯のご飯を一つの丼にまとめ、箸でご飯を口に運ぼうとして途中でやめる、丼を左手に持ったままスープをすする、チャーシューをご飯に乗せて箸で何度も動かす、といった一連の動作。どの料理を食べるか迷い、箸を料理の上であちこち動かす「迷い箸」はマナー違反とされる所作の一つだ
- 食事中の独り言・大声:「やばいやばいやばい」「(チャーシューが)崩れちゃう」といった独り言や、スパイスを入れすぎた際の大きな声で、周囲の客がらん子さんの方を見る場面があった
- 周囲の客の映り込み:動画には隣席や後方の席で食事する他の客も映っており、らん子さんが席を立った際に他の客が見る場面には「めっちゃ見られる飯友」というテロップが付けられていた。この演出が「公共の場でほかの客をネタのように扱っている」という受け止め方にもつながった
X上では「行儀が悪いんよ」「やばい人生で初めて食い方汚いと思った」「迷い箸はするしやっと食べたかと思ったら汚ったねえ食べ方だな」といった声が見られた。
今回が初めてではない
らん子さんが食事マナーで指摘を受けたのは、今回が初めてではない。2026年1月ごろに投稿した、丸亀製麺で「うどん9人前」に挑戦する動画が、2026年5月14日に切り抜かれてSNSで拡散し、「麺の食い方分からんの?」「食欲失せる」といった批判を受けていた。
このときらん子さんは、「食べ方汚いって炎上している大食いYouTuberの編集前」というタイトルで編集前の映像を公開し、批判に応じる形を取っている。コメント欄には「別に普通じゃね。そもそも汚い食べ方て何?」といった擁護的な意見も見られ、賛否が分かれるテーマであることがうかがえる。
大食いYouTuber全体が厳しい目で見られている背景
以前から、大食いYouTuberの間では、食べこぼしや咀嚼音といった食事マナーがたびたび問題視されてきた。加えて、韓国の大食いYouTuberの一部が、摂食障害や過食に関するコンテンツへの規制強化で収益停止となったことが話題になるなど、「大食いYouTube」というジャンルそのものへの視線が厳しくなっている時期でもある。こうした背景も、らん子さんの動画への反応を強めた一因と考えられる。
一方で、大食いタレントの草分けである「ギャル曽根」は、大口で食べながらもペースを崩さず、食器の持ち方や姿勢を大切にする「きれいな食べ方」で支持を集め、「大食い=汚い食べ方」というイメージを覆した人物として知られている。今回の一件も、こうした先行世代との比較のなかで語られている面がある。
まとめ
飯友らん子さんの一件は、単発の失言や事件ではなく、「迷い箸」「独り言・大声」「周囲の客の映り込み」という具体的な所作の積み重ねが、視聴者の違和感につながったケースだ。2026年1月の丸亀製麺の動画でも同様の指摘を受けていたことを踏まえると、大食いという企画の性質上、繰り返し話題になりやすいテーマだと言える。
本人からの直接的な反論やコメントは、本稿執筆時点(2026年9月29日)では確認できていない。今後、続報があれば追記する。


