Netflixで配信中のドラマ『九条の大罪』で、介護施設「輝幸」の舎弟・久我裕也を演じる吉村界人さん。大河ドラマ『どうする家康』にも出演するなど、映画・ドラマ・舞台を横断して着実にキャリアを重ねてきた俳優だ。
この記事では、吉村界人さんのプロフィールと、樹木希林さんとの共演で注目を集めた経緯から、俳優・ラジオパーソナリティとして活動する現在までの経歴を整理する。
吉村界人のプロフィール
吉村界人さんは1993年2月2日生まれ、東京都渋谷区出身。2026年9月時点で33歳になる。身長173cm、血液型AB型で、所属事務所はエヴァーグリーン・エンタテイメントだ。趣味は映画鑑賞と読書で、中学時代には卓球で都大会個人戦優勝の経験もあるという、スポーツ万能な一面も持つ。
オーディションから俳優の道へ
高校卒業後、夜間の大学に進学しながら映画や舞台への関心を深めていった吉村さん。学業と両立しながら演技の世界を志したという点は、俳優としては珍しい経歴のひとつといえる。2013年9月、オフィス作のワークショップオーディションに500名以上の応募者の中から選ばれ、所属することになった。狭き門を勝ち抜いてのスタートだったことがうかがえる。2014年から俳優活動を開始し、2019年にエヴァーグリーン・エンタテイメントへ移籍している。
樹木希林との共演で注目を集める
吉村さんの名前を大きく広めたのが、2018年公開の映画『モリのいる場所』だ。樹木希林さんと山崎努さんのダブル主演で、画家・熊谷守一夫妻の晩年を描いた本作に出演し、樹木さんとの共演を通じて演技の評価を高めた結果、”最後の愛弟子”として注目を集めることになった。同じ年には、第10回TAMA映画賞で最優秀新進男優賞を受賞するなど、若手俳優としての実力も高く評価されている。TAMA映画賞は多摩地域で開催される映画祭の新人賞で、若手俳優の登竜門としても知られる賞のひとつだ。
そのほかの代表作には、映画『ディストラクション・ベイビーズ』(2016年)、『ちはやふる』シリーズ、そして大河ドラマ『どうする家康』での真田信幸役などがある。近年も出演のペースは衰えず、映画では『シキ』『Gメン』『海の夜明けから真昼まで』(いずれも2023年)、『サイレントラブ』(2024年)、『Welcome Back』(2025年)、『This is I』(2026年)と、コンスタントに新作に出演。テレビドラマでも『まどか26歳』『研修医やってます!』、WEBドラマ『地面師たち』『君が獣になる前に』『IP〜サイバー捜査班』『ひらやすみ』、そして2025年の『終幕のロンド』、2026年の『シリウスの反証』『未来のムスコ』と、幅広いジャンルの作品に途切れることなく出演し続けている。俳優活動と並行して、2021年からはJFN系列のラジオ番組『吉村界人の瞬間ラジオ』のパーソナリティも務めている。毎週木曜21時に配信され、放送エリア内であればラジコで、それ以外の地域でもAuDeeやJFN Podsで聴取できる番組だ。MEGUMIさんや中島歩さんといったゲストを迎え、俳優としての”素”の一面を見せるトーク番組として、こちらも息の長い活動を続けている。
『九条の大罪』で久我裕也役を演じる
2026年4月2日から世界独占配信が始まったNetflixシリーズ『九条の大罪』では、介護施設「輝幸」の舎弟・久我裕也を演じている。同作は『闇金ウシジマくん』の真鍋昌平氏が弁護士50人超に取材して執筆した原作漫画をもとにしたTBS×Netflixシリーズ第3弾で、柳楽優弥さん・松村北斗さん主演の社会派ドラマだ。190以上の国・地域で世界独占配信され、日本国内だけでなく世界的にも大きな話題を呼んでいる作品でもある。半グレや前科者などクセの強い依頼人の案件を引き受ける弁護士・九条の事務所を舞台にした物語の中で、吉村さんが演じる久我は、俳優・後藤剛範さんが演じる介護施設代表・菅原遼馬の側近として登場する。表向きは介護事業者でありながら、実態は遺言書詐欺などを手がけるアウトロー集団という二面性を持つ菅原の一味として、物語の第2〜4話に絡んでいく役どころだ。
まとめ
吉村界人さんは、樹木希林さんとの共演で注目を集め、TAMA映画賞の受賞歴も持つ実力派俳優だ。大河ドラマへの出演や、映画・ドラマ・WEBドラマへの途切れないコンスタントな出演、そしてラジオ番組のパーソナリティ活動と、活動のフィールドは幅広い。『九条の大罪』での久我裕也役でも、後藤剛範さん演じる菅原の側近として存在感を発揮しており、今後も多方面での活躍が期待される俳優のひとりだ。



