2026年9月、「Z界 OSG」と名乗る公式サイトが公開された。掲げていたのは「大阪発。熱狂をぶち上げろ。」というキャッチコピーで、当初はせいZ・トーマス・うわさのうどんの3人体制だったが、その後「機長」「なかむら」の2人が加わり、2026年9月12日時点では5人の配信者が名を連ねていた。その後、2026年9月20日ごろにトーマスが「破門」となり4人体制になったのち、2026年9月21日、公式サイトの表示が一変し、複数のメンバー本人が自分の配信で「解散」を報告する状態になった。
Kickやふわっちで活動する配信者に馴染みがない人にとっては、「Z界」も「OSG」も聞き慣れない言葉のはずだ。この記事では、公式サイトの内容と各メンバーのSNS・配信アカウントから確認できる情報をもとに、Z界OSGがどういうユニットで、結成から解散までどのような経緯をたどったのかを整理する。
Z界OSGとは:公式サイトの変遷から分かること
Z界OSGの公式サイト(zkai-osg.netlify.app)は、2026年9月21日中に大きく2段階の変化があった。
まず同日の早い時点では、次のような表記になっていた。
> 四人、集結。熱狂、点火。SEIZ。トーマス破門。うわさのうどん。機長。なかむら。OSG ── 大阪SEIZグループ。この四人で、大阪を沸かす。
公式サイトの表記によれば、「OSG」は「大阪SEIZグループ」の略で、中心メンバーであるせいZの名前にちなんだユニット名とみられる。なお、結成当初(2026年9月上旬)に確認できた際は「OSG ── 大阪政治グループ」という表記だったが、2026年9月12日時点の公式サイトでは「大阪せいZグループ」に変わっていた。実際に政治活動をおこなう団体でないことは変わらないが、名称の由来としては「政治グループ」ではなく「せいZグループ」という読み方が実態に近いとみられる。
サイトはもともとABOUT US(概要)・THE CREW(メンバー紹介)・WATCH(配信への導線)の3セクションで構成され、各メンバーのKick・ふわっち・Xのアカウントへのリンクがまとめられていた。2026年9月12日時点では「五人、集結」という5人表記、2026年9月20日ごろのトーマス破門後は「四人、集結」という4人表記に変わっていたが、いずれもメンバー紹介というサイトの基本構成自体は維持されていた。
ところが、2026年9月21日のうちに公式サイトは全面的に作り直され、メンバー紹介のページ自体が姿を消した。現在表示されているのは、崩壊した建物のイラスト1枚のみで、ページタイトルは「Z界 OSG ─ 爆破済み」。壊れた建物には「Z界OSG」のネオン看板が掲げられ、手前の瓦礫には「爆破済み」と書かれた看板が置かれている。周囲には「STILL STREAMING SOMEWHERE」「また どこかで」「VIRTUAL LIVES FOREVER」といった小さな文字も見える演出的なデザインだ。メンバー一覧や紹介文は、この時点で確認できなくなっている。詳しい経緯は後述の「Z界OSGの解散について」で扱う。
メンバー紹介
SEIZ(せいZ)
せいZは、Kick(kick.com/seiz)で4万人超のフォロワーを持つ配信者で、Kick・ふわっち・ツイキャスの3つのプラットフォームで活動している。X(@seiz1234)のプロフィールには「配信者に近道はねぇ!地道にコツコツ頑張るしかねぇんだ!だから残りの人生ふざけ倒してやろうぜ!」と書かれており、フォロワーは2.5万人ほどだ(2026年9月時点)。
「せいZクレイジーパピヨン」という通称でも知られ、週刊SPA!の2020年の取材記事では、解体業や運転手などの職を経てふわっちの専業配信者になった人物として紹介されている。当時、配信者ランキングで月間1位を獲得するなど、ふわっちの中でも上位の実績を持つ配信者だった。「ふわっちの王」と呼ばれた実績や、その後の活動の変遷については、以下の記事で詳しく整理している。
トーマス(2026年9月に破門)
トーマスは、Kick(kick.com/thomas1022)で1万人超のフォロワーを持つ配信者。Kick・ふわっちに加えてTikTokでも発信しており、X(@Thomas19981022)のフォロワーは6,000人弱、2025年3月からXを利用している。3人の中では比較的Xでの活動歴が浅いメンバーだった。
2026年9月20日ごろ、公式サイトとメンバー本人のXの双方で、トーマスがZ界OSGを「破門」されたことが確認できる状態になった。公式サイトのTHE CREW欄では、トーマスのカードだけが「ARCHIVE」扱いとなり、名前の横に赤字で「破門」と表示されている。詳しい経緯は後述の「トーマスの破門について」で扱う。トーマス個人について確認できた情報は、以下の記事にまとめている。
うわさのうどん
うわさのうどん(うどんちゃんねる)は、Kick(kick.com/udonchannel)で3万人超のフォロワーを持つ配信者だ。X(@udon_is_here)のプロフィールには「コメンタリーアカウント」とあり、フォロワーは2.6万人ほど。
うわさのうどんについては、084deepsでも以前に経歴をまとめている。TikTokで高額の投げ銭を行う「投げ師」として知られたのち、TikTokを永久BANされ、Kick・ふわっちへ活動の場を移した配信者だ。詳しい経歴は以下の記事にまとめている。
機長
機長は、Kick(kick.com/kicho)で1.9万人のフォロワーを持つ配信者。X(@kicho0427)のプロフィールには「職業生配信 航空」とあり、フォロワーは2万人ほど(2026年9月時点)。ツイキャス(kicho0427)でも活動している。
配信内容は、坂口杏里や林村ゆかりといった著名な配信者とのやり取りを扱う雑談・相談形式が中心で、「相談OK」を掲げた配信タイトルが目立つ。機長個人について詳しく確認できた情報は、以下の記事にまとめている。
なかむら
なかむらは、Kick(kick.com/nakamurakundesu)で2.5万人のフォロワーを持つ配信者。X(@haisinyouaccoun)のフォロワーは3,000人強で、2017年からXを利用している。Kick・ふわっち・ツイキャスで活動しており、Z界OSG加入後はトーマスら他メンバーとの合流配信も確認できる。なかむら個人について詳しく確認できた情報は、以下の記事にまとめている。
トーマスの破門について
2026年9月21日に公式サイト(zkai-osg.netlify.app)を確認したところ、サイトのタイトル・ABOUT US欄がいずれも「五人」から「四人」表記に変わり、THE CREW欄のトーマスのカードだけが「MEMBER」ではなく「ARCHIVE」扱いになって、名前の横に赤字で「破門」と表示されていた。
同じ内容は、Z界OSGメンバーのうわさのうどん本人のX(@udon_is_here)でも確認できる。2026年9月20日18時19分、「トーマスが破門になりました」という投稿とともに、公式サイトの「破門」表示部分のスクリーンショットが添付されていた。公式サイトと、メンバー本人による投稿という2つの一次情報で内容が一致していることから、破門自体は事実として扱ってよいと判断した。
破門の具体的な理由を説明する公式な発表は見当たらない。うわさのうどんの同日の投稿には「金のために大阪にきたナカムラに対してトーマスが無料で働いているという謎のマウントで戦ってるのうける」という趣旨のコメントもあり、なかむらとの間で何らかのやり取りがあったことをうかがわせるが、これが破門に直接つながったのかどうかは明言されていない。トーマス本人・せいZ本人のXでは、2026年9月21日時点でこの件への直接的な言及は確認できなかった。
なお、2026年9月17日には、第三者のXアカウントが、トーマスの配信チャットとみられる画面のスクリーンショットを投稿し、「今日で配信引退します」という趣旨のコメントが写っていると紹介していた。この投稿と今回の破門との関係を示す公式な説明はなく、関連性は推測の域を出ない。トーマス個人の詳しい経歴・林村ゆかりさんとの関係などは、前述のプロフィール記事にまとめている。
Z界OSGの解散について
トーマスの破門から1日程度しか経っていない2026年9月21日、Z界OSGは解散に至った。
公式サイト(zkai-osg.netlify.app)は、それまでのメンバー紹介ページから、崩壊した建物のイラストと「爆破済み」という文字だけのページに全面的に切り替わった。同時に、残っていた4人のメンバーのうち、せいZ・うわさのうどん・なかむらの3人が、それぞれ自分のKickやふわっちの配信タイトルで「解散」という言葉を使っていることが確認できる。
- せいZは、Kickでの配信タイトルを「大阪Z界がついに解散になったのでメンバーを集める」とした。解散を認めたうえで、新たにメンバーを集める動きを始めているとみられる表現だが、具体的に何を始めようとしているのかまでは、タイトルのみでは分からない。
- うわさのうどんは、Kickでの配信タイトルを単に「解散」とし、ふわっちでも「Z界解散」という配信をおこない、本人のX(@udon_is_here)で共有していた。
- なかむらは、Kickのアーカイブ配信に「突然Z界が解散されて30万円丸儲けしていいの?」というタイトルを付けており、「突然」という表現から、本人にとっても急な出来事だったことがうかがえる。
一方、4人目のメンバーである機長は、2026年9月21日確認時点で最終配信が2日前のままオフラインになっており、本人による解散への直接的な言及は確認できなかった。機長の直近の配信タイトルには「トーマスとゆかりが交渉中!なかむらにブチギレ」「トーマスゆかりになにが起こってるの?」といったものがあり、破門されたトーマスと林村ゆかり氏、なかむらとの間で何らかのやり取りがあったことをうかがわせるが、これが解散に直接つながったのかどうかを説明する公式な発表は見当たらない。
公式サイトの変更と、現メンバーのうち3人が自分自身のアカウントで「解散」に言及しているという複数の一次情報が一致していることから、Z界OSGが解散したこと自体は事実として扱ってよいと判断した。ただし、解散に至った具体的な理由や、正確な発表日時を説明する公式なアナウンスはなく、せいZが触れている「メンバーを集める」動きが何を意味するのかも、現時点では確認できていない。新しい情報が出てきた場合は、あらためて追記する。
「Z界」と「OSG」の関係:Kick配信のタイトルから追う結成の経緯
公式サイトを見ただけでは、なぜこの3人が組んだのか、いつから活動しているのかまでは分からない。そこで、各メンバーのKick配信のタイトルを確認すると、結成の流れがある程度見えてくる。
せいZのKickチャンネルには、直近1週間ほどの間に、次のようなタイトルの配信が並んでいる。
| 配信タイトル(せいZチャンネル) | 時期の目安(2026年9月10日時点) |
|---|---|
| トーマスとうどんさんが大阪Z界に参戦🔥 | 4日前 |
| 大阪Z界!浪速の狂犬!林会長に会いにいく! | 1日前 |
トーマスのKickチャンネルでも、配信タイトルに「新Z界メンバー」という表現が使われており、うわさのうどんのチャンネルにも「Z界の今後について@トーマスの代わりに」という配信が確認できる。
これらを合わせると、せいZが以前から活動してきた「大阪Z界」というコミュニティに、トーマスとうわさのうどんがここ数日のうちに新たに合流し、3人体制のユニットとして「OSG」を名乗り、公式サイトを立ち上げた、という流れだったとみられる。ただし、いつ・どういった経緯で3人が組むことになったのかを説明する公式なアナウンスは、今回確認できなかった。
その後、公式サイトのTHE CREW欄には機長・なかむらの2名も新たに掲載され、2026年9月12日時点でZ界OSGは5人体制になっている。この2人がいつ加入したかを示す公式なアナウンスも確認できていないが、機長・なかむらのKick配信では、トーマスら他メンバーとの合流配信が確認できる。
活動していた期間の主な内容:IRL配信が中心
Z界OSGは、解散するまで屋外で活動しながら配信する「IRL(In Real Life)配信」を中心に活動していた。せいZのチャンネルでは、大阪の街中に出て人と会う様子を配信する形式が多く見られた。
以前の調査時点では、配信タイトルから迷惑系配信者・久永小太郎との接触をうかがわせるものがあることは分かっていたが、詳しい内容までは確認できていなかった。その後、2026年9月11日23時頃、大阪市内でおこなわれた「うどんちゃんねる」(うわさのうどん)のKick配信の中で、せいZと久永小太郎による押し相撲の対決がおこなわれたことが判明した。
配信の切り抜き動画やSNS投稿によると、対決は2度おこなわれ、いずれもせいZが勝利したという。1戦目のあと久永小太郎側が「足掛けはインチキ(反則)だ」と結果に納得しない姿勢を見せたため、会食を挟んで2戦目がおこなわれ、せいZが久永小太郎を豪快な投げ飛ばしで下したと伝えられている。なお、SNSの一部投稿はこの対決を「Z界vsキラッカーズ」という、双方が所属するとされる配信者グループ同士の対決という文脈で紹介しているが、久永小太郎側のグループ所属を裏付ける公式な情報は確認できておらず、あくまでSNS上の受け止め方の一つとして扱っておきたい。情報源はいずれも配信の切り抜き動画・SNS投稿で、ニュース報道による裏付けはない。久永小太郎自身については、084deepsで経歴や逮捕歴、今回の相撲対決について別途整理しているので、気になる人はあわせて読んでほしい。
よくある疑問
「OSG」とはどういう意味か? 2026年9月12日時点の公式サイトの表記では「大阪せいZグループ」の略とされている。中心メンバーであるせいZの名前にちなんだユニット名とみられ、実際に政治活動をする団体ではない。
Z界OSGは何人で構成されていたのか? 解散直前の2026年9月21日時点で、せいZ・うわさのうどん・機長・なかむらの4人だった。結成時はせいZ・トーマス・うわさのうどんの3人で、その後機長となかむらが加わって5人体制になり、2026年9月20日ごろにトーマスが破門となって4人体制になったのち、同月21日に解散した。
Z界OSGはいつ結成されたのか? 公式に結成日を発表したアナウンスは確認できていない。各メンバーのKick配信タイトルから、2026年9月上旬ごろにトーマス・うわさのうどんが「Z界」に合流し、OSGとしての活動が始まったとみられる。機長・なかむらの加入時期についても、公式なアナウンスは確認できていない。
Z界OSGはいつ、なぜ解散したのか? 公式サイトの表示変更と、せいZ・うわさのうどん・なかむらの配信タイトルから、2026年9月21日中に解散したとみられる。ただし、解散に至った具体的な理由を説明する公式な発表は見当たらない。前日のトーマス破門との関連は推測の域を出ない。
「Z界」自体はいつからあるコミュニティなのか? せいZを中心に、それ以前から使われてきた呼び名とみられるが、正式な発足時期を示す一次情報は確認できていない。Z界OSGの解散後、この呼び名自体がどうなるかは、2026年9月21日時点では確認できていない。
まとめ
Z界OSGは、大阪を拠点に活動していた配信者ユニットだ。せいZ・トーマス・うわさのうどんの3人で始まり、その後機長・なかむらが加わって5人体制になったが、2026年9月20日ごろにトーマスが破門となって4人体制になり、そのわずか1日程度後の2026年9月21日に解散した。公式サイトはメンバー紹介ページから「爆破済み」という演出的なページに切り替わり、せいZ・うわさのうどん・なかむらの3人が、それぞれ自分の配信で解散を報告している。せいZが以前から活動していた「Z界」というコミュニティに他のメンバーが合流する形で拡大し、Kick・ふわっちを中心にIRL配信をおこなってきたユニットだったが、結成からおよそ2週間というごく短い期間での解散となった。2026年9月には、中心メンバーのせいZが迷惑系配信者・久永小太郎と押し相撲で対決し、2戦とも制したことも話題になった。
結成の経緯や「OSG」という名称の詳しい由来、機長・なかむらの加入時期、トーマス破門や解散の具体的な理由については、公式な説明がまだ見当たらない部分も多い。せいZが解散後の配信タイトルで触れていた「メンバーを集める」という動きが何を意味するのかも含め、今後、メンバー自身の配信やSNSで新しい情報が出てきた場合は、あらためて確認したい。
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