山形のオネーサンとは何者か?「勝手にオネーサン」の正体と、2022年動画が今バズる理由

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TikTokやYouTubeのおすすめに流れてきた山形弁の動画、あるいはX(旧Twitter)で再びバズっている2022年のスーパーGTのダンス動画で、「山形のオネーサン」という言葉を見かけて検索した人も多いのではないだろうか。

「山形のオネーサン」は、山形県出身の動画クリエーターに実際に使われてきた呼び方だ。本人がYouTubeやTikTokで現在名乗っている通称は「勝手にオネーサン」だが、2022年ごろは「BMWのオネーサン」「山形のオネーサン」として、BMWの正規ディーラー時代からスーパーGT参戦チームのSNS担当まで幅広く活動していた経緯がある。TikTokの現在のアカウント名も「勝手に❣️オネーサン【山形】」(ユーザーID:yamagata_no_oneesan)となっている。

この記事では、勝手にオネーサンがどんな人物で、これまでどんな活動をしてきたのか、そして今なぜ2022年の動画がX上で再び話題になっているのかを整理する。

勝手にオネーサンとは

勝手にオネーサンは、山形県出身の動画クリエーターだ。本名は公表していない。誕生日は2月24日で、生年は非公開。身長162cm、血液型O型という情報がWikipediaやWeblio辞書に記載されている。

もともとは山形県のBMW正規ディーラー「モトーレンヤマガタ」の社員で、マーケティング担当だった。コロナ禍で試乗会や展示イベントといった従来の販促活動ができなくなったことをきっかけに、TikTokでの発信を思いつく。「BMWのオネーサン」として山形弁でBMWの魅力を紹介する動画が人気となり、フォロワーは10万人を突破した。

ディーラー退社後も「山形のオネーサン」としてTikTok投稿やテレビ出演を続けていたところ、スーパーGTに参戦するBMW Team Studieの代表・鈴木”BOB”康昭氏から「チームを広めるお手伝いをしてほしい」とオファーを受け、2022年シーズンからチームのSNS担当として全戦に帯同することになった。

2022年4月17日、スーパーGT第1戦岡山国際サーキットで、7号車Studie BMW M4(ドライバー:荒聖治/アウグスト・ファルフス)のドライバーズアピアランス中に、ネットミーム楽曲「Daisuke」に合わせて2人の間で踊った動画がSNSで大きくバズった。この動画が、2026年9月にX上で再び話題になっている動画そのものだ(詳しくは後述)。

年齢や出身高校、保有資格などを具体的に挙げているまとめサイトも見られるが、公式な発表や信頼できる情報源での裏付けが取れなかったため、この記事では確認できた範囲の情報のみを扱う。

ローカル番組のMCから「みるくがーる」結成へ

勝手にオネーサンの名前が山形県内で広く知られるきっかけになったのが、テレビユー山形(TUY)のローカル情報バラエティ番組「やっshow!まかshow!どっこいshow!どすコイやまがた」だ。

この番組は2021年4月にスタートした、山形県内の一地域を毎週特集するご当地密着型の番組。勝手にオネーサンは2022年4月ごろからMCに就任し、フリーアナウンサーの大塩由起(徳島県出身)とダブルMCを務めた。

この共演をきっかけに、2人は「みるくがーる」というユニットを結成。山形弁と標準語の違いをテンポよく紹介するコンテンツを、TikTokやYouTubeでも発信するようになった。2023年10月ごろ、番組のMCは別のアナウンサーに交代しているが、みるくがーるとしての活動はその後も続いており、2025年1月にはStand.fmでラジオ配信「みるくがーるのちょどしてRADIO」も始めている。

「オネーサンの山形弁講座」が人気コンテンツ

現在、勝手にオネーサンの発信の中心になっているのが「オネーサンの山形弁講座」シリーズだ。YouTube ShortsやTikTokで、山形弁の言い回しを標準語と対比しながらコント仕立てで紹介している。

「アンチに遭遇した」「アンチにガチギレ」といったコメディ調の展開を挟みながら方言を解説するスタイルが特徴で、短い尺の中にテンポよくネタを詰め込んだ動画が多い。

ほかにも、山形の個性的な人物を訪ねる「やまがたアガスケ図鑑」というシリーズもある。「アガスケ」は山形弁で「目立ちたがり屋」「調子者」「イイカッコしい」といった意味を持つ言葉で、これまでに女子プロレスラーや植物造形家など、地元の”アガスケ”な人物を紹介してきた。そのほか、県内の湧水めぐりや足湯、クマの出没注意など、地元ならではの話題も発信している。

消防団活動のPRも担当

勝手にオネーサンは、動画発信だけでなく地域活動にも関わっている。2023年10月1日、山形市消防団に入団し、同月6日には山形市消防本部で辞令交付式に出席した。加入促進のための情報発信役として、消防団の活動をわかりやすく伝える動画制作にも協力している。

2022年のスーパーGT動画が2026年9月に再びバズる

2026年9月20日、Xユーザーの「Toshiki♨️🎋」さんが、前述の2022年スーパーGT開幕戦での「Daisuke」ダンス動画を「いいか、お前ら?ドライバーより目立って良いってのはこういうやぞ?」というコメントとともに投稿し、あらためて拡散した。

https://x.com/Toshiki_E89_Z4/status/2101551780220002627

この投稿は、別のXユーザーが「ウェッズさんさぁ…楽しいドライバーズアピアランスで謝罪するのはちょっとなぁ…選手より目立っちゃってるのはなんだかなぁ」と、スーパーGTに参戦するWedsSport関連チームの最近のドライバーズアピアランスについて投稿した内容への引用として投稿されたものだ。ただし、この投稿が具体的にどの出来事を指しているのかは、スーパーGT専門メディアの報道では確認できず、2026年9月22日時点では未確認の情報にとどまる。

Toshiki氏の投稿には、リプライ欄で「懐かしい(笑)」「BMW党のウチらは大喜びだったね笑」「オネーサン、いつでも帰って来ても良いんですけどね🥺」といった、2022年当時を知るファンの反応が多数寄せられている。2026年9月22日時点で、この投稿は返信111件・リポスト3,598件・いいね約3.8万件・表示回数約980万件に達しており、4年前の動画としては異例の拡散を見せている。

現在のSNS規模(2026年9月時点)

2026年9月22日時点で確認できた各SNSの状況は以下のとおり。

プラットフォームアカウント名主な数値
YouTube勝手にオネーサン(@katteni_oneesan)登録者数約1.43万人、動画128本
TikTok勝手に❣️オネーサン【山形】(@yamagata_no_oneesan)フォロワー66.3K、いいね1.7M
Instagram@katteni_oneesan運用中(フォロワー数は未確認)

フォロワー数や登録者数は日々変動するため、あくまで記事作成時点の目安として見てほしい。

よくある疑問

本名や年齢は? 本名・生年ともに非公表。誕生日は2月24日で、身長162cm、血液型O型という情報は公開されている。ネット上には具体的な年齢や出身高校を挙げているサイトもあるが、公式発表での裏付けが取れないため、この記事では「非公表」として扱う。

「みるくがーる」の大塩由起さんとは今も活動しているのか? 2人が「どすコイやまがた」のMCを務めた期間は2022年4月ごろから2023年9月ごろまでで、その後番組のMCは別のアナウンサーに交代している。ただし「みるくがーる」としてのユニット活動自体は続いており、2025年1月からStand.fmでラジオ配信「みるくがーるのちょどしてRADIO」も始めている。

今もテレビに出演しているのか? 「どすコイやまがた」のレギュラーMCとしては2023年9月ごろに卒業したとみられる。現在の活動の中心はYouTubeとTikTokでの動画発信と、山形市消防団のPRなど地域活動だ。

「アガスケ」とはどういう意味? 山形弁で「目立ちたがり屋」「調子者」「イイカッコしい」を意味する言葉。勝手にオネーサンの動画シリーズ「やまがたアガスケ図鑑」でも使われており、地元の個性的な人物を紹介する企画のタイトルになっている。

なぜ今、2022年の動画が話題になっているのか? 2026年9月20日、Xユーザーがこの2022年のダンス動画を「ドライバーより目立って良いってのはこういうやぞ」というコメント付きで引用投稿したことがきっかけ。別のXユーザーが投稿した、スーパーGTの最近のドライバーズアピアランスに関する内容への引用として投稿されたものだが、その元投稿が具体的にどの出来事を指しているかは、専門メディアの報道では確認できていない。

まとめ

「山形のオネーサン」の正体は、山形県出身の動画クリエーター「勝手にオネーサン」だ。BMW正規ディーラーのマーケティング担当から、山形弁のバイリンガルインフルエンサー、スーパーGT参戦チームのSNS担当、ローカル番組のMC、そして消防団のPR役へと、活動の幅を地域に根ざした形で広げてきた。

2022年のスーパーGTでのダンス動画は、2026年9月になっても新しいファンを巻き込みながら拡散を続けている。中心的なコンテンツである「オネーサンの山形弁講座」も、方言をコント仕立てで紹介するテンポの良さが持ち味だ。地元の”アガスケ”な人物を訪ねる企画なども交えながら、山形の魅力を発信し続けている。

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