PR

『kick.com コミュニティガイドライン』についてまとめてみた

Kick
この記事は約10分で読めます。

注目度が鰻登りの『Kick.com』。
収益化した際の報酬が魅力なのと、自由度の高い配信が可能ということで、配信者が続々と移動している模様です。

ただし、自由な配信と言っても禁止事項もあるようです。

ここでは、kickに掲載されている英語のコミュニティガイドライン(https://kick.com/community-guidelines)を日本語に意訳して、つまりどういうことかをも記載しておきます。

これからKickを利用しようとしている方は、是非参考にしてみてください。

ちなみに、このブログの管理人BBH自身でKICKの色々を検証して情報発信もしていますので、よかったらチャンネル登録もよろしくお願いします。

管理人BBHのCH

コミュニティガイドラインとは

Kickは、クリエイターが主導するプラットフォームを目指しています。
私たちは、クリエイターが自由に自己表現を行い、楽しく魅力的なコンテンツを配信できるようにサポートしています。
ただし、利用規約で定められた範囲内で活動していただくため、これらのコミュニティガイドラインを設けました。このガイドラインでは、私たちのサービスを利用する際の期待される行動を説明しています。
このガイドラインは主にクリエイター向けに作られていますが、モデレーターやチャット参加者も基本的にこれらの基準に従う必要があります。コミュニティガイドラインに違反することは、原則として利用規約の違反となり、結果として有害なコンテンツを配信する可能性があります。
私たちは、誰もが自分の好みに合った形でプラットフォームを楽しめる環境を作りたいと考えており、視聴者には個人的な価値観に合わないコンテンツや交流からは離れることを推奨します。

https://kick.com/community-guidelines

モデレーターが考慮すること

ライブ配信はその性質上、予測が難しいものです。
すべての結果を事前に把握することはできませんが、不適切なコンテンツが生じる可能性を高めるいくつかの重要な要因があります。
私たちのモデレーションチームは、報告されたコンテンツを評価する際、構造化されたアプローチを取ります。
クリエイターが合理的に予測できたこと、関与の度合い、反応、そして配信の潜在的なリスクや結果といった全体の状況を考慮します。
これらの要素を慎重に判断し、利用規約違反が発生したかどうか、またその程度を決定します。
(※以降の「全体の状況」「意図」「関与」「反応」「結果」「モデレーターのまとめ」は、前回の翻訳を参照してください。ここでは省略し、ガイドラインごとに解説と例を追加します。)

https://kick.com/community-guidelines

ガイドライン1: 性的行為

私たちは軽い性的な表現を認めますが、フィルターがなく過度にエロティックになるコンテンツに対しては措置を取ります。
同意のある成人クリエイターは、視聴者に適切であり、ヌード、性行為、過度に性的な要素を含まない限り、性的なテーマのコンテンツを配信できます。

https://kick.com/community-guidelines

解説
このガイドラインは、性的な表現の自由を一部認める一方で、過激すぎる内容を制限するものです。
視聴者が不快に感じない範囲での軽いユーモアや表現は許容されますが、露骨な描写は禁止されています。
クリエイターは自分の視聴者層を意識し、適切さを保つ必要があります。


例えば、軽いダンスや冗談でセクシーな雰囲気を出す配信は問題ありません。
しかし、服を脱いで裸に近い状態を見せたり、性行為を連想させる動きを強調したりすると、ガイドライン違反として扱われます。


ガイドライン2: ポルノグラフィー

Kickではポルノグラフィーは一切認められません。
ポルノ素材の作成、共有、意図的な表示は禁止されています。

https://kick.com/community-guidelines

解説
ポルノグラフィーとは、性的な行為や裸体を明確に描写したコンテンツを指します。
Kickはエンターテインメントの場として、こうした素材がプラットフォームに存在することを完全に排除する方針です。
意図的でなくても表示された場合は責任が問われます。


例えば、アダルトビデオのクリップを配信中に流すことは明確な違反です。
また、意図せず背景にポルノ画像が映り込んだ場合も、即座に対応しないと違反と見なされる可能性があります。


ガイドライン3: 未成年者の保護

Kickは未成年者の保護に全面的に取り組んでいます。
子供を危険にさらしたり搾取したりするコンテンツを禁止し、ユーザーは常に未成年者のプライバシーと安全を尊重する必要があります。
児童性的虐待素材(CSAM)に対しては厳格なゼロトレランスポリシーを採用しています。

https://kick.com/community-guidelines

解説
未成年者の安全は最優先事項であり、いかなる形であれ子供を危険にさらす行為は許されません。
特にCSAMは法的にも重大な問題で、即座に厳しい措置が取られます。
クリエイターは配信中に未成年者が関与しないよう注意が必要です。


例えば、街中で配信中に偶然未成年者が映り込んだ場合、すぐにカメラを逸らすのが適切です。
しかし、未成年者に性的な質問を投げかけたり、彼らのプライベートな情報を公開したりすると、重大な違反となります。


ガイドライン4: ヘイトスピーチ

私たちのモデレーションは、グローバルな視聴者のニーズと私たちが守る規制基準に基づいています。
ヘイトスピーチのほとんどの定義は、暴力行為の計画、扇動、実行の呼びかけを含み、重大な危害や生命の損失を引き起こす可能性があり、個人または特定の人口集団を標的にすることがあります。
文脈はヘイトスピーチを評価する上で重要です。

https://kick.com/community-guidelines

解説
ヘイトスピーチは、特定の個人やグループへの差別や暴力を助長する発言を指します。
Kickでは自由な表現を尊重しますが、安全な環境を守るため、文脈を慎重に判断して対応します。
言葉の意図や状況が鍵となります。


例えば、冗談として特定の民族をからかう発言があっても、視聴者が不快に感じなければ許容される場合もあります。しかし、「〇〇人を攻撃しろ」と明確に暴力的な呼びかけをすると、即座に違反と判断されます。


ガイドライン5: 暴力

暴力は文脈次第であり影響の度合いが異なる場合がありますが、重大な危害、苦痛、死を描写または扇動する忌まわしい暴力コンテンツは認めません。
さらに、悪意のある荒らし、ハラスメント、集団攻撃も禁止しています。

https://kick.com/community-guidelines

解説
暴力的な内容は視聴者に深刻な影響を与える可能性があるため、Kickではその描写や扇動を厳しく制限しています。
ゲーム内の軽い戦闘シーンなどは許容される場合もありますが、現実的な残虐さは禁じられます。


例えば、ゲーム配信でキャラクターが戦うシーンは問題ないことが多いです。
しかし、リアルな喧嘩を配信したり、誰かを殴るよう視聴者に促したりすると、ガイドライン違反となります。


ガイドライン6: テロリズム

Kickでは、過激化、テロリズム、暴力的な過激主義を扇動するコンテンツは一切認めません。

https://kick.com/community-guidelines

解説
テロリズム関連のコンテンツは、社会に重大な危険をもたらすため、一切の例外なく禁止されています。
政治的な意見表明は可能ですが、暴力的な行動を促す発言は許されません。


例えば、特定の政治的イデオロギーを支持する発言は自由ですが、「爆弾を作って攻撃しろ」と具体的な指示を出すと、即座に違反として扱われます。


ガイドライン7: 自傷行為

深刻で重大な自傷行為の表示、個人による自傷に関する懸念される議論、他人に自傷を本気で奨励するコンテンツは認めません。
メンタルヘルスやウェルビーイングに関するオープンな対話は全面的に認めます。

https://kick.com/community-guidelines

解説
自傷行為は視聴者やクリエイター自身に深刻な影響を及ぼすため、Kickではその描写や奨励を禁止しています。
ただし、メンタルヘルスの話題を真剣に扱うことは推奨されます。


例えば、自分の過去の経験を語りながらメンタルヘルスの重要性を伝える配信は許容されます。
しかし、腕を切る様子をリアルタイムで映したり、「みんなもやってみて」と促したりすると違反です。


ガイドライン8: 真正性

私たちは多様な意見を尊重し、オープンな対話を信じていますが、自分自身を表現する際や共有する情報の正確性において、誠実さと真正性を保つことが重要です。

https://kick.com/community-guidelines

解説
虚偽の情報や偽りの自分を演じることは、視聴者との信頼関係を損なうため避けるべきです。
Kickでは本物の交流を重視し、事実に基づいた発言が求められます。


例えば、自分の趣味について正直に語る配信は問題ありません。
しかし、有名人を装ったり、明らかに嘘のニュースを拡散したりすると、ガイドラインに抵触します。


ガイドライン9: ドキシング

他人の個人的、識別可能な、または機密情報を同意なく共有することは厳しく禁止されています。
私たちは尊敬、信頼、安全のコミュニティを優先します。

https://kick.com/community-guidelines

解説
ドキシングは他人のプライバシーを侵害し、安全を脅かす行為です。
Kickでは個人情報の保護を重視し、同意のない公開は一切認めません。


例えば、チャットで知り合った人の住所を公開すると違反です。
一方、相手が自分で「私の名前は〇〇です」と公表した場合は、その情報を繰り返すだけなら問題ない場合もあります。


ガイドライン10: ボッティング

ボットを使用したり指標を不正に水増ししたりすることは禁止です。
ボッティング、ビューアーボッティング、フォロー交換、サブスクライバーフロードなどの活動は認められません。

https://kick.com/community-guidelines

解説
ボッティングは、偽の人気を装う不正行為であり、公平なプラットフォーム運営を妨げます。
Kickでは本物の成長を重視し、不正な手段は禁止されています。


例えば、フォロワー数を増やすためにボットを使うのは違反です。
また、誰かに「ビューを増やしてあげる」と頼まれても、それが不正と判断されれば責任を問われます。


ガイドライン11: 詐欺と欺瞞

安全で本物の環境を維持することに尽力しており、詐欺、なりすまし、回避、過度または望まないスパム、有害な勧誘は認めません。

https://kick.com/community-guidelines

解説
詐欺やスパムは視聴者を騙し、プラットフォームの信頼を損なうため、Kickでは厳しく取り締まります。
本物の交流を保つことが求められます。


例えば、「無料でギフトをあげる」と偽って個人情報を集めるのは違反です。
また、チャットで何度も同じ宣伝メッセージを送るのもスパムとして扱われます。


ガイドライン12: ゲームハッキング

不正な優位性を得るためのゲームハックの使用は厳しく禁止されています。

https://kick.com/community-guidelines

解説
ゲームハックは公平な競争を壊し、他のプレイヤーに不利益を与えるため、Kickでは一切認めません。
純粋なゲーム体験が求められます。


例えば、FPSゲームでエイムボットを使うと違反です。
一方、ゲームの公式機能を使った戦略的なプレイは問題ありません。


ガイドライン13: 合法性

クリエイターは、コンテンツを配信する地域のライブ配信に関する現地法を認識する必要があります。
法律を知らないことは言い訳にならず、法的境界を尊重することが重要です。

https://kick.com/community-guidelines

解説
配信内容が現地の法律に違反しないよう、クリエイターは事前に確認する責任があります。
Kickは違法行為を容認せず、法令遵守を求めます。


例えば、日本で公共の場での無許可撮影が制限されている場合、それを無視して配信すると違反です。一方、地域のルールを守った屋外配信は問題ありません。


ガイドライン14: ギャンブル

地域のギャンブル活動に関する法的要件を遵守し、現地法に準拠してください。

https://kick.com/community-guidelines

解説
ギャンブルは地域によって規制が異なるため、クリエイターは自分の配信エリアの法律を確認する必要があります。
違法なギャンブル配信は禁止です。


例えば、日本で許可されていないオンラインカジノを配信すると違反です。
しかし、合法的な競馬の予想配信なら問題ない場合もあります。

その他の一般的なガイダンス・報告などについては次のページへ