ライブ配信で収益を得る人が増えている。
YouTube、Twitch、ツイキャス、ニコニコ生放送、そして新興のKick.comといったプラットフォームは、それぞれ独自の収益化ルールや条件を設けており、配信者がどのように利益を得られるのかが異なる。この記事では、これらの主要プラットフォームにおける生配信の収益化基準や条件を比較し、わかりやすくまとめる。
さらに、1ヶ月に2時間の放送を週に1回行った場合の収益予測も計算してみた。
興味があれば参考にしてみてください。
YouTubeでの生配信収益

YouTubeは「YouTube Live」を通じて生配信での収益化が可能だ。
収益を得るにはYouTubeパートナープログラム(YPP)に参加する必要があり、その条件は以下の通り。
- チャンネル登録者数1000人以上
- 過去12か月の公開動画の総再生時間4000時間以上
- AdSenseアカウントとの連携
- ガイドラインの遵守
条件を満たすと、配信中に広告が表示され、その収益が得られる。
広告収入は視聴者数や再生時間に依存し、1再生あたり0.1〜0.5円程度が目安だ。
また、「スーパーチャット」という投げ銭機能があり、視聴者が送った金額の約70%が配信者に渡る。例えば1000円のスーパーチャットなら700円が手元に残る。
さらに「メンバーシップ」では月額料金で視聴者がサポートし、これも収入源となる。
収益予測
週1回2時間の配信を4週間続けると、月8時間。
登録者1000人、平均視聴者50人と仮定し、スーパーチャットが月5000円、広告再生数が500回(0.3円/再生)だとすると、150円+3500円(スーパーチャットの70%)で約3,650円となる。
視聴者が少ない初期段階ではこの程度が現実的だろう。
Twitchでの生配信収益

Twitchはゲーム配信に特化したプラットフォームで、「アフィリエイトプログラム」と「パートナープログラム」が収益化の段階だ。アフィリエイトの条件は以下。
- 過去30日で合計500分以上の配信
- 7日以上の配信日数
- 平均3人以上の同時視聴者
- フォロワー50人以上
達成すると、「ビッツ」(1ビッツ約1円、ほぼ全額が配信者に)、「サブスクリプション」(月額約700円の50%、約350円が配信者に)、広告収入が得られる。
パートナーになると分配率が上がるが、平均75人以上の視聴者が必要だ。
収益予測
月8時間配信で平均視聴者5人、ビッツが月1000円、サブスクが5人だとすると、1000円+1750円(350円×5)で約2,750円。
広告収入は微々たるものなので除外した。
初心者には手軽だが、収益は視聴者数に左右される。
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ツイキャスでの生配信収益

ツイキャスは日本で人気の気軽な配信サービスだ。
収益化には「動画再生数収益」と「アイテム収益」がある。
「動画再生数収益」の条件は以下。
- 18歳以上
- 直近3か月で累計視聴時間1000時間以上
- 本人確認と審査
1再生約3円と高単価だ。
「アイテム収益」は投げ銭で、例えば「お茶爆50」(500円)の70%、350円が配信者に。
条件は視聴時間100時間以上と緩い。
収益予測
月8時間で平均視聴者10人、再生数が400回、アイテムが1000円だと、1200円(3円×400)+700円(1000円の70%)で約1900円。
視聴時間100時間には届かないため、初月はアイテム収益のみで700円程度が現実的だろう。
ニコニコ生放送での生配信収益

ニコ生はコメントが流れる独特なスタイルを持つ。
収益化には「クリエイター奨励プログラム」と「ギフト」がある。
奨励プログラムの条件は以下。
- プレミアム会員(月550円)
- 本人確認
再生数1回約0.3円とされる。
「ギフト」は投げ銭で、還元率は50〜70%と推測される。
収益予測
月8時間で再生数300回、ギフトが1000円だと、90円(0.3円×300)+700円(1000円の70%)で約790円。
プレミアム会員費を差し引くと240円程度。
視聴者数が少ないと収益は限られる。
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Kick.comでの生配信収益

Kick.comは2022年に登場した新興プラットフォームで、Twitchに対抗する形で注目されている。
特徴は収益分配率が95%と非常に高い点だ。
アフィリエイトプログラムの条件は以下。
- フォロワー75人以上
- 合計5時間以上の配信
これを満たすと、サブスクリプション(月額約700円の95%、約665円が配信者に)と「Kicks」(投げ銭、100%が配信者に)で収益化できる。
さらに「クリエイターインセンティブプログラム」では、時給約2300円(16ドル)が支払われる場合もあるが、承認制で条件は非公開だ。
収益予測
月8時間で平均視聴者10人、サブスク5人、Kicksが1000円だと、3325円(665円×5)+1000円で約4,325円。
インセンティブが適用されれば、8時間×2300円で1万8400円となり、合計2万2,725円も可能。
ただし、インセンティブは不確定なので、基本は4,325円程度と見るのが妥当だ。
プラットフォーム間の比較
収益化条件はYouTubeが最も厳しく、登録者1000人と再生時間4000時間が必要だ。
Twitchは平均3人で緩く、Kickも5時間と初心者に優しい。
ツイキャスは視聴時間100〜1000時間、ニコ生はプレミアム会員が最低条件だ。
収益基準では、YouTubeとニコ生が再生数ベースで0.1〜0.5円、0.3円に対し、ツイキャスは3円と高い。TwitchとKickは投げ銭やサブスクが主で、Kickの95%還元率が際立つ。
月8時間配信の予測では、YouTube約3,650円、Twitch約2,750円、ツイキャス約700〜1,900円、ニコ生約240円、Kick約4,325〜2,万2725円となる。
視聴者層も異なる。
YouTubeは幅広く、Twitchはゲーム中心、ツイキャスとニコ生は日本寄り、Kickはゲームや自由なコンテンツで成長中だ。
配信スタイルや目標で選ぶべきプラットフォームが変わる。
収益化の現実と注意点
どのプラットフォームも収益化には時間がかかる。
月8時間では条件を満たせない場合もあり、最初は数百円〜数千円が関の山だ。
トップ層は数百万円を稼ぐが、それは稀。
視聴者との関係構築が鍵となる。
規約違反には注意が必要。
著作権侵害や不適切な発言でアカウントが停止されれば努力が無駄になる。各プラットフォームのルールを守りつつ配信を続けることが大切です。
まとめ
YouTube、Twitch、ツイキャス、ニコ生、Kick。
それぞれ収益化の条件や方法が異なり、月8時間の配信ではKickが最大2万2725円、通常でも4325円で最も稼ぎやすい可能性がある。
ただし、インセンティブの不確実性や視聴者数の少なさを考慮すると、YouTubeの3650円やTwitchの2750円も安定感がある。
配信内容や視聴者層に合わせて選ぶのが賢明だ。まずは始めてみて、自分に合う場所を見つけるのが第一歩だろう。
