私はジジイなので、ネットを使ったユーザー同士の交流が「これからもっと加速しますよー!」っていう雰囲気が盛り上がりはじめた2001年のWindows XPリリースからネットに入ってきた感じなのですが、その頃って趣味嗜好が似た人を発見して交流することのハードルの高さがいい感じで、ネットを使えることでの恩恵が多かった記憶があります。
思い出すたびに書いていきますね。
発信する側にいい感じの高さのハードル
私が現在愛用しているツール『WordPress』。
綿密にいうとCMS(Contents Management System)でウェブサイトを構成する文章やデザイン、画像やレイアウトなどの情報を、管理画面から管理し保存するシステムのことなので「HPを作るツールだ!」というと専門家の人から怒られますが、認識はあながち間違ってはないかと。
2001年にはすでにリリースされていましたが、その頃日本で専門知識のない人がHPを作る手段としては『ホームページビルダー』という製品が一番有名だったと思います。
携帯電話なんかでネットができるようになったのもこの辺り。
ほぼテキストのみのHPが作成できるサービスも始まりましたが、自分のHPの存在を知ってもらう手段が少なく、1人の訪問者を獲得できるのも大変な時代でした。
私自身、初めてのHPは携帯で作成する簡単なもので作成しました。
訪問者は同じサービスでHPを作成した人が訪問する程度でしたが、サービス内のカテゴリ別ランキングで1位を保持することに必死になってたのを覚えています。
今でこそネタとしていじられますが、「あなたは⚪︎人目の訪問者です」とか「キリ番の方は掲示板にメッセージを」みたいな表記って、貴重なアクセスを大事にしたい気持ちの表れだったのかもしれません。
何にせよ「ちょっとした苦労」を通過した者のみが【情報発信者】としての地位を確立できたイメージです。
(独自プラグイン付)いちばんやさしいWordPressの教本 第6版 6.x対応 人気講師が教える本格Webサイトの作り…
(無料電話サポート・練習用ファイル付)できるホームページ・ビルダー22 SP対応 (できるシリーズ)
2ちゃんねる
同じ時期に、ネットに触れ始めた人がこぞってアクセスしたのがこれじゃないかと思います。
現在は「5ちゃんねる」。
数々の事件に関わったサイトでもありますが、かのIWGPの名言「だから悪いことすんなって言ってんじゃないの。 ダサイことすんなって言ってんの」というのが似合う場所だった気がします。
法律よりもその板その板で大事にされるのは“掟”とも思えるローカルルールだったり、小競り合いが起きても、ちょっとしたお祭りにすげ替えられたり。
2ちゃんねるの印象が強い人で年配の人は、この頃は企業や個人の批判がネットに書かれたところで「便所の落書きと同じ」と気にすることが馬鹿馬鹿しいという意識の人が多かったですね。
20年後は「炎上」という言葉に企業や著名人は敏感になっているとは、この頃は誰も思わなかったかも…。
2000年、ニュースにも取り上げられた「ネオ麦茶事件」の際は、完全閉鎖された高速道路を警察車両だけが大量に走行する光景をボーッと眺めた記憶があります。
2004年、ネット交流の添加剤となった『mixi』開始
今でこそモンストのイメージが強い『mixi』。
2004年に開始したmixiを私は当時勤めていた会社内での意見交換の場としてクローズドコミュニティを利用するために触り始めました。
正直、この辺りから投稿内容やSNS内のコミュニティなどで揉め事なんかはちょくちょく見かけましたが、招待制のSNSが主流だったのでそんなに燃えてないイメージ。
同窓会のきっかけになったり、バイク関連の情報交換やDJ同士の交流の場として有意義に利用されていた記憶の方が強いかもしれません。
つづく