2026年1月23日放送のABCテレビ『探偵!ナイトスクープ』で、広島県在住の小学6年生(12歳)の長男からの依頼「6人兄妹の長男を代わってほしい」が放送され、ネット上で大炎上しました。依頼内容が「ヤングケアラー」(若年介護者)の典型例と見なされ、両親の育児放棄や児童虐待を疑う声が殺到。番組は異例の声明を出し、TVer配信を停止する事態に発展しました。ここでは、放送内容、炎上の経緯、視聴者反応、番組側の対応、現在(2026年1月26日時点)の状況を淡々とまとめます。
放送内容の概要

依頼者は小学6年生の長男。
家族構成は両親+6人兄妹(0歳児を含む)。
両親は共働きで、母親が社長、父親が会社を手伝うため、家事・育児の大部分を長男が担っていました。
依頼文には「長男をやるのに疲れた」「1日だけ代わってほしい」と記され、霜降り明星のせいやが探偵として1日だけ「長男役」を代行。
朝から夕方まで炊事、洗濯、弟妹の世話、犬猫の散歩などをこなし、クタクタになる様子がコミカルに描かれました。
せいやは長男に「お前はまだ小学生や!」「大人になんなよ」と励ますシーンが放送されました。
番組は「感動ポルノ」的な演出で、せいやの苦労を笑いに変えつつ、長男の健気さを強調。しかし、長男の表情が暗く、負担の大きさが視聴者に伝わり、問題視されました。
炎上の経緯

放送前から公式サイトの依頼文が拡散され、「これはヤングケアラーだ」「児相案件」「虐待では?」との指摘が相次ぎました。
放送後、X(旧Twitter)やYouTubeでさらに拡大。主な批判点は以下の通りです。
- ヤングケアラー問題の典型例:12歳で乳児の世話や家事を一手に担うのは異常。子どもの権利侵害ではないか。
- 両親の責任放棄:共働きとはいえ、経済的に余裕があるのに長男に負担を押し付けるのは育児放棄。母親の過去SNS(「家事育児はできるだけしたくない」「3人目以降は予定外」など)が発掘され、「無責任すぎる」と非難殺到。
- 番組の演出:深刻な問題をコミカルに扱い、「感動話」として消費している。せいやの「お前はまだ小学生や!」発言も「遅すぎる」と指摘。
- 長男の精神的負担:表情が暗く、疲弊している様子が映り、「子どもが追い詰められている」との声。
ハッシュタグ「#ナイトスクープ」「#ヤングケアラー」「#児相案件」がトレンド入り。母親のSNSアカウント特定や家族への誹謗中傷も発生しました。
視聴者の反応

賛否が大きく分かれました。
- 批判側(多数):
- 「児童虐待」「親ガチャ外れ」「こんなん許したらあかん」
- 「感動ポルノ」「子どもを晒し上げて笑いにしている」
- 「せいやが抱っこするシーンで泣いたけど、親は何してる?」
- 擁護・中立側(少数):
- 「6人も産んで育ててるのは偉い」「昔は普通だった」
- 「炎上は過熱しすぎ」「家族を追い詰めるな」
- 「両親も支援が必要かも」
一部では「昭和の大家族では普通」「少子化時代に多子家庭を叩くな」との声も上がりましたが、批判が圧倒的でした。
番組・局側の対応

2026年1月25日、ABCテレビは公式サイトで異例の声明を発表。
- 「取材対象者やご家族に対して、SNS等で強い批判や誹謗中傷が広がっている状況を重く受け止めています」
- 「誹謗中傷は絶対に許されません。冷静な対応をお願いします」
- 「取材対象者への接触・詮索を控えてほしい」
- TVerでの当該回配信を停止(違法アップロードも注意喚起)
局は「ヤングケアラーではないか」との指摘を認めつつ、「家族の状況を正確に伝える意図だった」と説明。続報として支援機関の紹介も検討中です。
現在(2026年1月26日時点)の状況

炎上は収束の兆しを見せず、関連ニュースが続々配信されています。
TVer停止により視聴しにくくなったため、違法アップロードが増加。
母親のSNSは非公開化され、家族への接触を避けるよう呼びかけられています。
専門家からは「ヤングケアラー問題の社会認知を高めるきっかけになったが、子どもを追い詰めかねない過熱報道に注意を」との指摘も。
長男の将来や家族の支援が今後の焦点です。
『ナイトスクープ』は長寿番組ですが、今回の件で制作姿勢の見直しを迫られる可能性があります。ヤングケアラー問題の深刻さを改めて浮き彫りにした放送として、今後も議論が続きそうです。

















