アラフィフの私が小学生の頃よく耳にした言葉『ハウスマヌカン』。
お笑いコンビ・ダイアンのユースケが、自分の学歴や職歴でひと笑い取るとき「男なのに短大行って、その後、ハウスマヌカンやってました。」って言ってるのをよく耳にしました。
あらためて、ハウスマヌカンってなんだったのか…まとめてみます。
ハウスマヌカンって?
Google検索で調べると、AIがこんな感じでまとめてくれます。
ハウスマヌカンとは、ブティックなどの店で、その店の商品である服を着て客に応対する販売員のことを指します。
「ハウス(店)」と「モデル」を意味するフランス語の「mannequin」を組み合わせた造語で、もとはオートクチュールの専属モデルを指していました。日本では、特にデザイナーズブランドやキャラクターブランドの服を取り扱うDCショップの女性販売員を指す言葉として知られています。
自社の商品をモデル代わりに着用して、着こなしの提案をしながら販売する職種で、モデル、スタイリスト、アドバイザー、バイヤーなどの役割も担っています。
また、女性歌手ややの1986年のデビューシングル「夜霧のハウスマヌカン」という曲もあります。プログレッシヴ演歌と形容され、スナックなどの夜の飲み屋でも大流行したと言われています。
GoogleAI
あれ?意外と今でもそういうアパレルのショップって普通にあるでしょ?っと思ったんですが、「ハウスマヌカン」って言葉自体は死語扱いになってますよね…。
女性ファッション誌『an・an』から広まる
いつから広まったのか調べてみると、こんなの発見した
1983年に雑誌「アンアン」がこの名称を用いて特集を組んだことから定着した。
weblio辞書
anan(アンアン)2024/09/25号 No.2414増刊 スペシャルエディション[発表!2024年秋 ananモテコスメ大賞/ME…
客に着こなしをアドバイスしたり、着用のモデルとなって商品を宣伝したりすることも求められたため、ハウスマヌカンはバブル時代のいわゆる「カタカナ職業」のひとつとして憧れの職種でもあった。
カタカナ職業
バブル期に、従来から既存の職業を言い換えたりしたカタカナ職業が生まれました。
雑誌のライターやエディター、コピーライター、カラリスト(色のコーディネーター)、国際キャタリスト(国際化の触媒役)、トレンディースポッター(流行の仕掛け人)、メディエーター(人間接着剤)。
その殆どが今では死語扱いだったり、別の呼び名をされているものばかりですね。
ハウスマヌカンに代わる存在と、現在のハウスマヌカン
いつの時代も最先端の事柄を扱う女性誌が特集を組むほど注目されたことを考えると、ハウスマヌカンの立ち位置は
ハウスマヌカン→カリスマ店員→インフルエンサー
と変化していったと考えると、しっくり来るのかもしれません。
ただ、ハウスマヌカンとしての活動を純粋に無駄を取り払って行っているのは、Instagramなどでセレクトアイテムを通販しているような方かも…?
ともあれ、ハウスマヌカンって今は使わない言葉となりましたが、「隠れハウスマヌカン」はSNSの至るところに存在していると思っていいでしょう。